現在留学中で実験とペーパーワーク中心の生活を送っています.
ここ数年で使用するアプリケーションも試行錯誤を重ね、大幅に変わりまた.学会場でPresentationをする機会も増え、その準備をこなして色々失敗しながら現在のスタイルが少しずつ固まって来ました.もちろん、Apple KeynoteのPodcastをプレゼン直前に見てイメージ学習もしています.ジョブズのプレゼンは素晴らしいですが、その陰には綿密な練習の成果があるのは言うまでもありません.
さてPresentationを行なう時に、私の場合現在どんなソフトを使っているか、まとめてみました.
[基本原稿作り]
[Table, Figure, イラストなどの作成]
[最終出力のアプリ]
今回は大まかな流れをまとめてみました.
まず、原稿作成ですが以前は「Word 2004」一本でした.iWork08からは「Pages」で全てをこなしています.現在は「Pages 4.02」です.もちろん機能的にはWordには適いませんが、シンプルで安定している事、フルスクリーンモードにすると余計なツールバーを視界から消して集中して作業出来るところが気に入っています.唯一、改善してほしい点は自動セーブがない所で、気を使ってまめに保存しなくてはいけない所です.後は、どうしても周囲のユーザーは「Word」が大多数なので、Word形式で保存してデータのやり取りをしなくてはいけない手間があります.
「Scrivener」は、簡単に言うと「Story Mill」の簡易版みたいないわゆる原稿書き支援ソフトです.メモのように文章の断片を貼っておきそれらを組み合わせて文章を少しずつ組み上げて行く便利なソフトで、中々筆が進まない「ものぐさ」な人には助かる便利なものです.私は、どうしても頭の中がまとまらない時だけ使っていますが、まだこれだけで原稿を仕上げるまでは使いこなしていません.価格も40ドル前後と安価で、買ってみても損はないと思います.もちろん体験版もあります.
データ管理や簡単な統計処理には、iWork 09の「Numbers 2.02」を使います.Ver.2になってからはExcelは基本的にあまり使わなくなりました.何よりもAquaインターフェースを使用した美しい画面はビジネスライクなExcelよりも楽しく作業が出来ます.デフォルトのTableデザインも見やすく、グラフもこれぞApple純正ソフトといった綺麗なグラフが簡単に描画出来ます.ただし、Numbersのグラフはお洒落すぎて学会発表やモノクロが基本の論文投稿には向いていないかもしれません.
Presentationのハイライトとなる、スライドやポスターに載せるイラストは、以前Deneba社の「Canvas 8」を使用していました.しかし、ACDにDenebaが買収されてからのCanvas 10以降は非常に不安定なアプリとなってしまい、最新版のCanvas 11にいたってはWin版だけの発売となってしまいました.この決定に残念な思いをしているCanvas ユーザーは多いと思います.Canvas はPhotoshop+Illustrator+InDesign+CADソフトを合わせて4で割ったような優れたソフトです.Mac版の再販を心から望むソフトですね.
で親切です.
長くなりましたので、続きは次回に.
↑「Lineform」のシンプルな操作画面
↑「Scrivener」の編集画面、Post Itにメモった文章を貼っておきそれを参照しながら文章を仕上げて行きます.値段を考えれば非常に高機能なソフトです.
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